焼き干しとは

焼き干しとは

煮干しとは全く異なる製法で作られる「焼き干し」の魅力をご紹介いたします。
 

この記事に書かれていること

1. 焼き干しとは
2. 焼き干しの作り方
3. 焼き干しの食べ方

 

1.焼き干しとは

焼干しはカルシウムが多く栄養価が高いことで知られ、また魚を煮てから乾燥させる煮干と比べても、魚の旨みを凝縮させて封じ込める事が出来るため、煮干しの約5倍ものダシが取れると言われています。

この味が出せるのも熟練の技と手間ひまです。渋みや苦みが出ないようイワシの頭や腹わたを取りだし、乾燥させ、竹串に刺して折り板に並べます。実はこの竹串も自分たちで竹を購入し作ったもの。焼き干し1本1本の焼き具合にはとっても気を遣います。炭火でじっくり焼き上げ旨みを逃がさず余計な脂分を取り除きます。

焼き干しが出来る上がるまでの工程は(一部の乾燥作業を除き)全てが手作業なのです。

脇野沢産の焼き干しは、焼き干しに適した脂分の少ない厳選した素材を使用していますので、味噌汁や麺類のダシとしてはもちろん、甘露煮や、そのままお酒のつまみとしても最適です。

 

2.焼き干しの作り方

 


獲ったいわしの頭や腹わたを取り出して水洗いをします。


水分を飛ばすため、折り板に並べて、軽く乾燥させます。


軽く乾燥させたいわしを竹串に刺して、再度折り板に並べます。


小屋の中に焼き台を置いて焼き上げます。
焼き上げ後、熱いうちに串から抜いて、折り板に並べて天日干しをします。
1日に2回、表と裏をひっくり返して、約3日間くらいで干し上げます。

 

3.焼き干しの食べ方


焼き干しは味噌汁・ラーメン・おでん・煮物など、焼き干しならではのまろやかで上品な出汁が採れます。
また、甘露煮など、風味豊かな仕上がりは、焼き干しならではです。
さらに手軽に使える「焼き干し粉末」は味噌汁、だし汁、冷や奴、おひたしにさっと一振りするだけで美味しくいただけます。